奨学金

大学院の奨学金免除は文系でも勝ち取れる!【奨学金免除を徹底解説】

友人A
・奨学金に免除なんてあるの?
・誰でも免除されるの?
・免除のためにすべきことはある?

こういった疑問に答えます。

本 記 事 の 内 容

  1. 奨学金免除は学校からの推薦が重要
  2. 文系でも奨学金免除は勝ち取れる
  3. 奨学金免除のためにすべきこと

大学院に通うために借りた奨学金。その返済を免除できるのはご存じでしょうか。文系でも理系でも、公立でも私立でも、奨学金を借りている大学院生なら免除になる可能性は誰にでもあります。

今回の記事が、大学院に奨学金で通おうと思っている学生や、奨学金の返済を免除したいと思っている方、その方法を知りたいと思っている方のお役に立てば幸いです。

 

奨学金免除は学校からの推薦が重要

大学院に進んだ学生のうち、どれだけの学生が奨学金を借りているかご存じでしょうか。

下記は、日本学生支援機構の調査による受給者の割合です。

  平成26年度 平成28年度 平成30年度
修士課程 55.4% 51.8% 48.0%
博士課程 62.7% 56.9% 53.5%

参考:日本学生支援機構

大学院に通ってる半数が、奨学金を借りていることがわかるね
ふく

そんな奨学金の、知っておくべきポイントをご紹介します。

奨学金の知っておくべきポイント

・奨学金の種類

・奨学金免除の割合

それぞれ解説します。

奨学金免除は第一種奨学金のみ

多くの学生が借りている奨学金には、第一種奨学金(無利子)第二種奨学金(有利子)があります。そして、奨学金免除の対象になるのは第一種奨学金のみです。

第一種奨学金

対象者:特に優れた学生及び生徒で経済的理由により著しく修学困難な人

・月々50,000円

・月々88,000円

借りる金額を自分でえらぶことができる

奨学金を借りるとなると、やはり第一種奨学金を希望する人が多いです。

奨学金はいわば借金。無利子で借りられるのであればそちらの方が嬉しいですよね。さらに免除になる可能性もあるとしたら、第一種奨学金を希望する人が多いのも頷けます。

そんな奨学金を免除にするには、条件があります
ふく

奨学金免除の条件

・第一種奨学金を貸与している学生のうち、優れた業績をあげた上位30%であること

ここで忘れてはいけないのが、この上位30%が全国の大学院から推薦された人の中からではないということ。

ココがポイント

・上位30%とは、各大学院の上位30%のこと

・全額免除 → 各大学院の上位10%

・半額免除 → 各大学院の上位30%

大学院の奨学金免除についての動画がありました。

この動画で言っているように、他の大学院に通っている学生の成績や評価は関係ありません自分が通っている大学院で、上位30%に入っていれば全額もしくは半額免除の可能性は大いにあります。

全額と半額では、どれだけの差額がでるのでしょうか。

第一種奨学金で月々88,000円借りた場合 

・全額免除 → 211万円免除

・半額免除 → 106万円免除

友人A
こうやって数字で見ると、やっぱり全額免除の方が魅力的だな
100万以上も差がつくからね。免除を目指すなら、やっぱり全額免除がだよね
ふく

奨学金免除を目指すとなれば、気になるのは免除の割合ですね。

奨学金免除の割合

免除を希望する人は申請書を大学院に提出します。申請書をだした学生の中から、学校が優れていると判断した学生を推薦します。その推薦者の中からさらに日本学生支援機構が選び、免除者が決まります。

では、免除される割合はいったいどれほどなのか。下記の表をごらんください。

貸与修了者数 推薦者数 免除者数 全額免除者数 半額免除者数
21,538 6,468 6,461 1,456 5,005

     

参考:日本学生支援機構

左のグラフを見るとわかると思うんだけど、免除された数がすごいよね
ふく

全国の大学院から推薦された学生の内、免除された数が6,461人。逆に免除されなかった人数はたったの7人です。推薦を受けた9割以上の学生が奨学金を免除されたというのはすごい確率ですね。

友人A
ということは、推薦されたら全額か半額がほぼ確実に免除されるってこと?
そういうこと。よほどの理由がない限り、推薦をもらえた人は免除が確定するんだよ
ふく

奨学金免除を目指すならやはり全額免除ですが、それがダメだったとしても学校から推薦してもらえれば半額免除はほぼ確実。奨学金免除において、学校からの推薦が重要ということです。

下記は実際に奨学金が免除になった方々の喜びの声です。

第一種奨学金を月々88,000円借りたとしたら、211万円の借金をかかえることになります。

その借金が全額チャラ。もしくは半額だけになったらやっぱり嬉しいよね
ふく

月々入ってくる奨学金をむだ遣いしてしまうなんて人もいるのでは。そんな人は、家計簿で管理するのはいかがでしょう。

奨学金のメリット・デメリットについて、こちらの記事をご参考ください。

奨学金免除を望んでいても、残念ながらそれが叶わない人もいるのが現実。奨学金の支払いに困らないために、おすすめの収入法があります。

おすすめの収入法はこちら

 

文系でも奨学金免除は勝ち取れる

奨学金免除のためには、特に優れた業績をあげた上位30%の中にはいることが重要です。その業績とは、学位論文や研究論文の発表。学術雑誌への投稿・掲載などが評価され、合計ポイントが高い人が上位に入っていきます

ココがポイント

・奨学金免除は、おなじ大学院に通っている学生たちの評価勝負

・ライバルから免除を勝ち取る必要がある

国際学会での発表をおこなう機会が貰えることが多いぶん、理系のほうが有利と言われています。ですが、文系でもあらゆる項目で優れた業績をあげていれば全額免除は勝ち取れます

文系だからダメではないよ。理系だろうが文系だろうが、優れた業績をあげていることが大事だからね
ふく

まずは、奨学金免除のために必要は評価基準をしっかりとチェックしておきましょう。

評価基準

日本学生支援機構は、評価基準となる11項目をサイトに載せています。

下記がその項目です。

  1. 学位論文その他の研究論文

  2.  大学院設置基準第16条に定める特定の課題についての研究の成果

  3. 大学院設置基準第16条の2に定める試験及び審査の結果

  4. 著書、データベースその他の著作物(1及び2に掲げるものを除く)

  5. 発明

  6. 授業科目の成績

  7. 研究又は教育に係る補助業務の実績

  8. 音楽、演劇、美術その他芸術の発表会における成績

  9. スポーツの協議会における成績

  10. ボランティア活動その他の社会貢献活動の実績

  11. その他機構が定める業績

参考:日本学生支援機構

友人A
11項目もあるんだ。じゃあ、とにかく項目をたくさんクリアしていけばいいんだね
ちょっと待った!どの項目が評価されるかは学校によって違うんだ。学校で評価されない項目をがんばっても意味はないよ
ふく

大学院によっては「この項目は評価対象ではありません」となっている場合があります。せっかく頑張っても評価されなければ奨学金免除にはつながらないので、かならず自分の大学院の評価項目を確認するようにしましょう。

奨学金免除に関する注意を促しているツイートを発見しました。

実際に経験された人からの情報はありがたいね
ふく
友人A
せっかくの頑張りがムダになったら嫌だし、評価項目はしっかりチェックしておくよ

評価項目や自分がどれだけの評価をもらっているかの予測など、一目見てわかるようにタブレットで管理しておくのはいかがでしょうか。

奨学金の返済をすることになったときのために、こちらの記事もご参考ください。

狭き門の奨学金免除を勝ち取れなかった場合、待っているのは多額の返済。そうなった時のために、少しでも多く収入を増やしておくことは大切です。

収入を増やす

 

奨学金免除のためにすべきこと

奨学金免除は、推薦者の中から特に優れた生徒しか選ばれない狭き門。優れている学生たちの中で、さらに優れていると認められた学生のみが受けられる制度です。

優れているという判断は、学校または学科ごとに決まった評価項目でされるんだよ
ふく

注意ポイント

・評価項目は単純な成績ではない

・学校の成績が良い = 奨学金免除にはならない

もちろん学校の成績が良いことも評価につながるのですが、それだけでは免除にはなりません。免除のためには、どんなことをすれば評価がプラスになるのかを知っておく必要があります。大学院で評価項目の一覧をもらえるはずなので、事前にもらっておきましょう。

評価項目がわかったら、評価がプラスになる活動には積極的に参加しよう
ふく

評価ポイントを稼ぐためにすべきこと

評価ポイントを稼ぐためとは言え、評価される項目を手あたり次第にやっても効率が悪いです。高いポイントが入る項目を優先的にねらい、少ないポイントの項目でさらに数を稼ぐというやり方がおすすめです。

少ないポイントばかり稼いでも、ライバルが大きいポイントを重ねていたら追い抜くのは難しいからね
ふく

紹介した評価基準のなかで、これは積極的に参加すべきという項目をご紹介します。

積極的に参加すべき項目

・学位論文その他の研究論文(項目1)

・授業科目の成績(項目6)

・研究又は教育に係る補助業務の実績(項目7)

・ボランティア活動その他の社会貢献活動の実績(項目10)

それぞれ解説します。

学位論文その他の研究論文(項目1)

最も評価が大きい項目としては研究成果が挙げられます。大学院は研究機関でもあるので、研究成果が評価されるのは当然ですね。ここで多くのポイントを稼いでおくことがとっても重要です。

ココがポイント

学会への参加は積極的に

ですが、学校によっては評価の点数に上限があるところもあります。なので、下記の部分は要チェックです。

チェックポイント

・学内・学外での論文発表の評価ポイント

・国内・国際での学会発表の評価ポイント

・1年に獲得できるポイントに上限はあるか

・ポイントがつくのは年に何回まで、など決まりはないか

2年間という限られた期間で効率よくポイントを稼ぐためにも、発表が無駄にならないように評価ポイントのチェックは忘れずにね
ふく

論文はただ発表するだけではありません。論文に関して、細かい評価項目があります。

ポイント

・論文の出来

・学会が国内か国際か

・論文が日本語か英語か

・査読付きの論文か

・国内または国際の学術雑誌に掲載された

・学会で表彰された

上記のように、1つの論文に対しててこれだけの評価項目があります。

これらの項目で、それぞれ高い評価をもらえることがベストです。ライバルに差をつけることができるでしょう。

ココがポイント

・国内学会は、小規模でも大規模でも評価ポイントは同じ(小規模の学会なら表彰される可能性も高まる)

・査読付き論文は評価が高い

・国内より国際学会のほうが評価が高い

・日本語論文よりも英語論文のほうが評価が高い

・国内よりも、国際学会や国際の学術雑誌のほうが評価が高い

査読付き論文

・「査読」とは → 同じ分野の研究者に、学会誌に載せる価値があるか、論文に矛盾はないかなど厳しく評価してもらうこと

・「査読付き論文」とは → 査読をクリアした信頼性の高い論文のこと

査読制度をもうけている雑誌と、もうけていない雑誌があるから、より高い評価を狙うなら査読付き雑誌に投稿するのがおすすめだよ
ふく

日本語より英語、国内より国際といったように、世界的に読まれる可能性のある論文発表も評価が高いです。国際学会や雑誌掲載は難しいと感じたら、国内学会や国内の雑誌掲載で数をこなしてポイントを稼ぐ方法もあります。

授業科目の成績(項目6)

普段の授業の成績も、しっかりと好成績をおさめるようにしましょう。すべての科目で優をとる勢いで、ひとつひとつの授業に真剣にとりくんで下さい。

論文発表ほどの高い評価をもらえる項目ではありませんが、かといって手を抜くのはもったいない項目です。論文の評価にさらにポイントを上乗せできる貴重な項目です。

ライバルと差をつけるためにも、授業科目の成績をおろそかにしないように気を付けようね
ふく

授業に研究に論文に、大学院生はなにかと忙しい。スケジュールを組んでしっかり管理することで、心身ともに休める時間を確保しましょう。

スケジュールの管理には時間をしっかり把握して動くことも大事。いちいちスマホを取り出して時間を確認せずに、こちらの商品で確認してはいかがでしょう。

研究又は教育に係る補助業務の実績(項目7)

この項目は、簡単にいえば先生の手伝いです。TA(ティーチングアシスタント)と呼びます。

下記が文部科学省のサイトに載っている説明です。

優秀な大学院学生に対し,教育的配慮の下に,学部学生等に対するチュータリング(助言)や実験,演習等の教育補助業務を行わせ,大学教育の充実と大学院学生のトレーニングの機会提供を図るとともに,これに対する手当ての支給により、大学院学生の処遇の改善の一助とすることを目的とした制度。

引用:文部科学省

文部科学省のサイトに記載があるように、TAをすると手当てが支給されます。やることは指導教員の授業の準備の手伝い採点の補助などです。募集がかかったら率先してやりましょう

実際には、TAをやりたくてもできない人もいます。

友人A
外部生はTAできないんだね
でも、できる人の中には多くのライバルもいるはず。とれる評価ポイントはしっかり取っておこう
ふく

ボランティア活動その他の社会貢献活動の実績(項目10)

ボランティア活動と言っても、どんな活動でもいいわけではありません。下記は日本学生支援機構のサイトに記載されている内容です。

教育研究活動の成果として,専攻分野に関連したボランティア活動等が社会的に高い評価を受ける等,公益の増進に寄与した研究業績であると評価されること

引用:日本学生支援機構

評価対象になるのは研究活動の成果として、専攻分野に関連しているボランティアです。もし既になにかのボランティアに参加したことがあるという場合は、それが評価対象になるか学校に確認しましょう。

ボランティアは自分の行動一つでかならず評価される項目。忘れずにやるようにしよう
ふく

奨学金のことなど悩んで、苦しい日々をおくっていて大学院をやめたいと思っている人がいたら、こちらの記事をご参考下さい。

奨学金が免除にならなかったとしても安心できるように、今から就職以外の収入方法を確立させておくことをおすすめします。

就職以外の収入方法

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

最後に、この記事のまとめを載せておきます。

奨学金免除

・免除になるのは第一種奨学金のみ

・日本学生支援機構に「特に優れた業績をあげた学生」だと認めてもらう

・全額免除と半額免除がある

・大学院の上位30%の学生が全額免除になる

・奨学金免除になるには、大学院から推薦されることが重要

奨学金は勝ち取るもの

・文系でも理系でも、優れた業績をあげることが大事

・自身が通う大学院の学生たちは皆ライバル

・学校が決めている評価項目はかならずチェック

奨学金免除のために

・評価ポイントが高い項目を優先的にねらう

・評価ポイントが少ない項目でさらに数を稼ぐ

・学会への参加を積極的にするのが一番おすすめ

・授業科目の成績は好成績

・TA(ティーチングアシスタント)も大事な評価項目

・ボランティアは専攻分野に関連している必要がある

論文のポイント

・論文の出来

・学会が国内か国際か

・論文が日本語か英語か

・査読付きの論文か

・国内または国際の学術雑誌に掲載された

・学会で表彰された

奨学金の返済が全額もしくは半額免除になれば、どれだけ生活が楽になるでしょう。もちろん奨学金免除を勝ち取るのは簡単ではありませんが、なにもしなければただ借金が残るだけ。免除のために動きだすだけで可能性はゼロじゃなくなります。

この記事が、奨学金免除で悩む方たちのお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

-奨学金

Copyright© Fラン大学生ふくの自由な人生物語 , 2022 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.