大学院 中退

【博士課程】中退しても就職はできます!やめる前にやるべきこと4選

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友人A
博士課程まで進んだけど…中退を考えてる
友人B
博士課程を中退した場合、就職に影響はあるのかな?

こういった悩みに答えていきたいと思います。

本記事の内容

  • 大学院を辞めたい理由
  • 博士課程の中退率
  • 博士課程で中退する理由
  • 博士課程で中退するメリット・デメリット
  • 博士課程で中退した場合、就職に影響はあるのか?
  • 博士課程を中退する前にやるべきこと

この記事を読まれているということは、博士課程に進んだものの中退を考え、人生のこれからについて悩まれているんだと思います。就職に影響があるのかなどを書いていますので、ぜひ参考にしてください。

 

目次

大学院を辞めたい理由

友人A
大学院まで行って辞めたいって人はどれくらいいるんだろう?

まず、大学院まで進んだけど辞めたいと思っている人は意外といます

では、なぜ大学院を辞めたいと思ったのか?その理由は主に6つあります。

大学院を辞めたい理由

  • なんとなくで進学した
  • 理想と現実とのギャップ
  • 金銭面に不安がある
  • 教授との関係がよくない
  • 研究に興味が持てないor思ったように進まない
  • 就職した友達との違いに焦る

一つずつ見ていきましょう。

なんとなくで進学した

大学院に進んだとなると「就職しやすそう」「学歴に箔がつくから」など安易な考えで進学した結果、周りとの意識の差や無力さを感じ辞めたくなってしまうことがあります。

また、研究したい分野がないとやる気も出にくいため、大学院を辞めたいという気持ちが強くなってしまうでしょう。

理想と現実とのギャップ

好きな分野の研究ができると喜んでいても、「教授からダメ出し」「友達もいない」「研究室に缶詰め状態で過酷」など思い描いていた生活とかけ離れていたり、なかなか成果を出せないと辛くなってしまいます。

理想と現実のギャップに悩み辞めたいと思い始める人もいます。

金銭面に不安がある

大学院は研究がメインになるため、学費も高額なところが多いです。

大学院の学費

【国立】
入学金:28,2000円
授業料:535,800円/年
2年間合計:約135万円
国立の大学院の学費は、基本的に文部科学省が定めているため、差はありません。(法科大学院を除く)

【公立】
入学金:220,000~360,000円
授業料:535,800円/年
2年間合計:約130万円~143万円

【私立】
入学金:約20万円
授業料:約70万円/年
施設設備費:約7万円
2年間合計:約170万円
私立の大学院は大学・学部ごとに学費が違います。

引用:文部科学省

私立の大学院はこれよりももっと高いところはたくさんあるので、親に学費を負担してもらっていたりバイトして自分で学費を工面している人にとっては気を病んだり、疲れてしまい中退を考えるようになります。

しかし、大学院に入ったのなら『第一種奨学金』を狙っていくべきでしょう。大学とは違い「家計基準は本人」さらに「返還免除」があるんです。

この返還免除も、全大学から上位30%の人ではなく「各大学から上位30%の人」であるため、返還免除を受けられる可能性は高くなります

また、学費を稼ぐ方法としてブログもおすすめです。すきま時間にブログ作成し、研究中にお金が稼げるようになれば気持ちにも余裕ができます。この機会にぜひチャレンジしてみてください。

学費を稼ぐ

教授との関係がよくない

大学院では教授の研究室に所属して、研究や論文作成をおこないます。そのため、教授との相性が悪いと地獄です。居心地が悪くなったり、最悪の場合研究を続けられなくなることもありえます。

相性が悪い教授と毎日同じ空間で指導を受けていると限界が来る人もいます。途中で担当教授を変えることは難しいですし、人間関係は解決しにくいうえにどこでも起こりうる問題といえます。

研究に興味が持てないor思ったように進まない

入学当初は興味があった分野でも、熱が冷めてしまうことがあります。また、思ったように研究が進まず苦痛に感じてしまい、辞めたいと考える人もいるようです。

一度興味を持ったものでも、熱が冷めてしまっては再燃させるのは難しいです。そして、研究は上手くいくものだという前提を持っているとこの失敗に陥りがちです。

あまり挫折経験がない人は、比較的自分のやることは上手くいくと思っている人が多いようなので、この考えと実際とのギャップで辞めたいと考えるようになります。

就職した友達との違いに焦る

一般的には大学卒業後は就職する人の割合が多いため、大学院に進学した人は「大学院に行ったことは間違いじゃなかったのか?よかったのか?」と悩むことも少なくありません。

友達は友達、自分は自分」と考え周りと比べずに自分がやりたいことをやって、胸を張って大学院生活を送ってください。

 

博士課程の中退率

大学院を辞めたい理由に当てはまった人もいるかと思います。次に実際中退をした割合はどれくらいなのか、その中退理由はなんだったのか見ていきたいと思います。

2016年2月に「文部科学省先導的大学改革委託推進事業」がおこなった調査研究により、国公私立大学大学院の修士課程・博士課程の中退率が発表されています。

中退率

修士課程:5.13%(319校回答)

博士課程:8.79%(245校回答)

同じ調査で学部中退率は2.41%という結果が出ているため、高学歴になるほど中退率が増加している傾向があるといえます。

こちらをご覧ください。

引用:文部科学省

大学・大学院全体での中退理由はこのような結果になっています。

大学・大学院の主な中退理由

  • 学業不振
  • 就職
  • 転学

つまり「勉強についていけなくなってしまった」「他にやりたいことを見つけた」という理由が多いことが分かります。しかし、このグラフで重要なのは学部生が含まれているということです。

ふく
修士課程・博士課程での中退理由はまた少し違ったものになってくるんだ

 

博士課程で中退する理由

ふく
学部生と院生では中退理由が少し違うって話したよね?
うん。主な理由はなんなの?
友人A
ふく
就職』だよ
あれ?学部生も中退理由に就職があったよね?何が違うの?
友人A

引用:文部科学省

大学院を中退する理由として一番多いのが『就職』です。修士課程では36.26%、博士課程では23.98%が就職することによって大学院を中退しています。

学部生を含めたものだと18.23%なので、あきらかに大学院に行った人の方が就職を理由にしていることが分かります。そして、『転学の割合は低い』ということも大きな違いとなります。

「一身上の都合」「その他」は複数の理由が合わさっていたり、実際の理由が分からないものなので考慮していません。

では、なぜ就職を理由に中退する人が多いのか?前述した大学院を辞めたい理由の中にもあります。

就職を理由に中退するのはなぜ?

  • 研究が思ったように進まない
  • 年齢はそれなりなのに学生であることへの焦り
  • 他にやりたいことができた

この中でいえば「他にやりたいことができた」というのが大きいんではないでしょうか。そこで転学するのではなく多くの人が就職を選んでいます。

特に、「とりあえず大学院に進学しよう」という考えで大学院に行った人は、その後中退して就職するという流れになりやすい傾向にあるでしょう。

この方のように就職ではなく「起業」して中退するという人もいます。やりたいことが見つかった(できた)のなら早めに辞めた方がいいでしょう

辞めた方がいいの?
友人A
ふく
もちろんちゃんとした理由があるならね

起業もいいですが、ここでブログを始めるのもおすすめです。簡単に始められますし、稼げるようになればネットがつながる場所であれば、自分の好きな場所・好きな時間に仕事ができるようになります。

この機会にブログを始めることも考えてみてはどうでしょうか。

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博士課程で中退するメリット

まずは大学院を中退することのメリットを紹介します。大学院を中退することはその後の就職活動であまり良いイメージを持たれないと考えられがちですが、あなたにとって有意義な時間の使い方ができる可能性があります。

博士課程で中退するメリット

  • 自由な時間ができる
  • お金を節約できる
  • 既卒or第二新卒として就活できる
  • 伝い方次第でアピール材料になる

一つずつ見ていきましょう。

自由な時間ができる

自由な時間ができるというのはかなり大きなメリットになります。大学院は学部とは比べ物にならないくらい忙しいです。

研究に対してモチベーションのあるうちは楽しいと思えるでしょうが、研究で疲れてしまうと長時間拘束されるといった意識に変わります。

ですので、中退して自分のしたいことに時間を充てられることができる環境を手に入れるのも大きなメリットの一つになります。

中退して他の活動などに時間を割いた方が、あなたにとって有意義な時間の使い方ができます。この機会に公務員試験を受けてみるのもいいでしょう。公務員試験は学歴関係ないので高卒でも受けることができます。

もし就活に不安を感じるようなら検討してみてはどうでしょうか。

お金を節約できる

中退することによって、今後の学費として使う予定だったお金を節約できます。博士課程を修了するとなると最低3年かかります。その分高い学費を支払わなければいけません。

ですので「大学院では自分のやりたいことができない」と思っている場合は、早めに見切りをつけて学費での出費をおさえるというのも一つの選択肢といえます。

ふく
学費に年間100万以上はかかるからね。それが浮くとなるとメリットとして大きいね

ここで学費に充てる予定だったお金を散財してはいけません。きちんと管理しておきましょう。

既卒or第二新卒として就活できる

大学院を中退した場合、学部は卒業しているため「既卒」になります。既卒は新卒と比べると就活で不利になるものの、企業によっては学部卒業後3年以内であれば「第二新卒」として就活ができます。

「合わないな」と悩んでいるのなら、早めに中退して既卒もしくは第二新卒で就職して、実務経験を早めに積んだ方がキャリアプランとしては賢い選択ではないでしょうか。

伝い方次第でアピール材料になる

伝え方を工夫する必要はありますが、就活で熱意をアピールできる可能性があります。大学院中退という経歴になったとしても「大学院に進学した」という時点で、多くの大卒者がしていない経験をしているということは事実です。

応募企業によっては「どうして大学院へ行こうと思ったのか」「大学院でどんなことを学んだのか」など興味を持ってもらえることもあります。

中退の理由や志望動機を伝えるときには「大学院を中退してでも就職したかった企業」であることを強調するといいでしょう。

 

博士課程で中退するデメリット

いくつかメリットをあげてきましたが、もちろんデメリットもあります。ここで紹介するデメリットもよく考えた上で、本当に中退すべきかを考える必要があります。

博士課程で中退するデメリット

  • 就職の選択肢が限定される
  • 大学院卒よりも給与が下がる
  • 社会人経験がない状態で就活する

一つずつ見ていきましょう。

就職の選択肢が限定される

メリットで「第二新卒として就活ができる」といいましたが、たとえ大卒であっても新卒枠は使えないのが一般的です。

そのため、新卒枠であればエントリーできた企業にも、最初から応募できないことはあり得ます。

どうしても新卒で受けたい企業がある場合は?
友人A
ふく
そしたら大学院を中退せずに終了までがんばるのが一番いいんじゃないかな

特にこだわりがないのであれば、既卒や第二新卒枠の中でいい企業を見つける方法もあります。

参考

リクナビNEXT:リクナビの転職ver

Re就活:20代・第二新卒の転職サイト

いい就職ドットコム:新卒・第二新卒専門

UZUZ:就職エージェント

大学院卒よりも給与が下がる

「大学院卒」「大卒」の給与水準が異なる企業はあります。大学院中退者の最終学歴は「大卒」になるため、就職先によっては給料が下がってしまうこともあります。

初任給の違い

大学院修士課程修了:238,900円

大卒:210,200円

引用:厚生労働省

大学院卒と大卒では初任給で約3万円の差があります。大学院で頑張って研究をなどをしていた人の場合、中退という学歴だけで給料が低くなってしまうことに『中退して損した』と感じる可能性があります。

一方で、学歴による給料の違いがない企業に就職すれば、お金の面が気になることはほぼないでしょう。

社会人経験がない状態で就活する

中退すると、社会人経験がない状態で就活に臨まなければいけなくなります。基本的に中退者は中途採用枠で就活をおこなうため、ライバルは転職者になると考えられます。

同年代で大学を卒業し、すぐに就職した人はすでにキャリアを積んでいたり、スキルを身につけているでしょう。そのため、就活の選考の際に「経験が乏しい」という印象を抱かれる可能性があります。

 

博士課程で中退した場合、就職に影響はあるのか?

やっぱり大学院中退ってなると就職は厳しいよね…?
友人A
ふく
就活がうまくいくかは自分次第だよ!

博士課程で中退しても就活に悪い影響はありません。むしろ、博士課程修了者より就活が有利になる可能性もあります

博士課程を卒業したあとは「研究者」「大学教授」になる人が多いです。博士まで進んでも卒業後の進路を考えていない人は就職しにくくなってしまいます

もし、民間企業へ就職するなら早めに社会へ出た方が就職活動の市場価値は高いといえます。

こちらをご覧ください。

引用:文部科学省

これを見て分かるように、博士課程卒業者より修士課程卒業者の方が就職率が高いんです。新卒の就職率は、修士卒が75.8%に対して博士卒は53.6%と正社員の就職率が全然違います。

そしてそれ以上に深刻なのが、博士課程を卒業しても就職も進学もしていない、つまりニートが約20%もいることです。

先ほども言ったように、博士の人は研究者や大学の教授になるなどしない限り、行く場所がないんです。なので大学院を卒業したあとの進路についてもしっかり考えないといけません。

もっといえば、博士号を取るにはもちろん修士号を取る必要があります。最短で学部卒業から5年必要です。なので、博士号を取得して入社したとしても27歳です。

通常社会人5年目は企業内でも大きな仕事を任せられたり、後輩の育成に携わる時期でもあります。現場で経験を積み上げて「社内」「業界」「得意先」などの事情を熟知してきています。

しかし、博士号取得者はというと…?

博士号取得者

  • 初任給が高い
  • 仕事の実務経験・実績がない

つまり通常の新卒と変わらないですよね?そうなると企業は博士号取得者を採用するのをためらってしまいます。

そして企業によっては、博士号取得者は専門性が深いだけであって柔軟性の低い人のように見られてしまいます。大学院での研究分野と企業での業務内容が合えば即戦力として採用される可能性はあります

しかし合わなかった場合、大学院で研究していたことと違う仕事をしてもらわなければいけません。そうなったときに企業側は「本当に仕事ができるのか?」「すぐ辞めることはないか?」と懸念されてしまいます。

そのため就活のときは、大学院で研究していたことと違う仕事でも、柔軟に対応できるということを意識して伝えなければいけません

博士号取得してからだと就職は厳しいって感じだね
友人A
ふく
そうだね。やっぱり企業は年齢が若くて成長意欲が高い方を採用したいと思うからね
そうなると中退しても悪くなさそうだね
友人A
ふく
でも中退する前にやっておくべきこともあるからね

 

博士課程を中退する前にやるべきこと

博士課程で中退することはメリットもありますが、正当な理由がない限りデメリットの方が大きくなる傾向があります。

なのでワンクッションおいて現状を改善・解決できないかよく考えてから行動してください。

博士課程を中退する前にやるべきこと

  • 中退したい理由をはっきりさせる
  • 友達や家族に相談する
  • 研究室や研究テーマを変える
  • 休学する

一つずつ見ていきましょう。

中退したい理由をはっきりさせる

中退する理由を明確にしておきましょう。就活で必ず「なぜ中退したのか」を聞かれます。その時に、面接官が納得するような説明をしなければ内定をもらうことは厳しいでしょう。

なぜ面接官が中退した理由を聞くのか?それは「この人は、嫌なことがあったら逃げる人なのか?」を見極める必要があるからです。

もし、中退理由が「研究が面倒になった」「教授が嫌い」などの場合は面接官の印象が悪くなる可能性が高いです。「仕事も投げ出しそう」「上司とそりが合わないと辞めそう」など面接官が不安になります。

中退理由を前向きに考えるようにしましょう。

前向きな中退理由

【研究が面倒になった場合】
・大学院に通う中で自分が興味のあるのは○○分野だと気づいた
・○○分野の商品開発に携わりたいと考えるようになった

【教授が嫌いな場合】
・若手でも意見しやすい風通しのいい職場で働きたいと思った

このようにネガティブに捉えられる中退理由を前向きな内容に変換することが大事です。そうすれば、採用側の受ける印象も変わってくるでしょう。

友達や家族に相談する

1人で悩みを抱え込まないでください。友達や家族に相談することで気持ちが軽くなったり、アドバイスをもらえる可能性があります

もし、相談した友達も中退を考えていたら自分の現状を見つめなおす機会にもなりますし、家族に中退したい旨を伝えることも大事です。

特に親が学費などを負担している場合、今まで払ってもらっていた分はどうするのか、中退したあとはどうしたいのかなど、これからのことを話し合う必要があります。

なかなか親に話せない人もいますし、了承してもらえた人や説得した人もいます。中退するということはあなただけの事ではありませんから、自分一人の考えで勝手に中退することはできません

悩みを相談してみて、今のあなたが本当に中退を選択すべきかよく考えましょう。

研究室や研究テーマを変える

デメリットや前述したように、中退はかなりリスクを伴います。なので、よっぽどのことがない限り、できることなら中退はしない方がいいです。

どうしても今の研究分野に興味を持てない場合は、大学院の中で研究するテーマを変えてみましょう。

この方のように現在研究しているテーマに興味を持てない・合わないと感じているなら、教授に研究テーマの変更が可能か相談してみるのも一つの手です。

研究テーマを変えられればモチベーションを取り戻せる可能性があります。同じ院で興味のあるテーマに変更することができれば、中退する必要はなくなるでしょう。

休学する

中退ではなく、休学という選択肢もあります。休学すれば今後ついてじっくり考えることもできますし、籍も残ったままになります。

こんなデータもあります。

大学院での休学率

修士課程:4.13%

博士課程:10.37%

引用:文部科学省

すぐに中退の手続きをするのではなく、まずは休学している人が一定数いることが分かります。

休学している間にインターンシップに参加したり、派遣社員として企業に就職してみるなど実務経験を積む中で大学院で研究したいことが明確化する可能性があります

大学院を休学してインターンに行くことは珍しくはありません。中退しようか悩んでいる方の相談に答えている動画もあります。この方もまずは休学や副業をおすすめしています。

この機会にあなたがやってみたい仕事に一旦就いてみてはどうでしょうか。

休学期間中にブログを始めてみるのもおすすめです。ここで稼げるようになっていれば、すきま時間にブログを作成して、仕事などほかの事をしている間に気付いたらお金が貯まってるようになっているかもしれません。この機会にぜひチャレンジしてみてください。

このチャンスをモノにする

 

まとめ

大学院を辞めたい理由

  • なんとなくで進学した
  • 理想と現実とのギャップ
  • 金銭面に不安がある
  • 教授との関係がよくない
  • 研究に興味が持てないor思ったように進まない
  • 就職した友達との違いに焦る

博士課程の中退率

学部中退率:2.41%

修士課程:5.13%(319校回答)

博士課程:8.79%(245校回答)

博士課程で中退する理由

主な中退理由は『就職

【就職を理由に中退する割合】
学部生含む:18.23%
修士課程:36.26%
博士課程:23.98%

【就職を理由に中退するのはなぜか?】
・研究が思ったように進まない
・年齢はそれなりなのに学生であることへの焦り
・他にやりたいことができた

博士課程で中退するメリット

  • 自由な時間ができる
  • お金を節約できる
  • 既卒or第二新卒として就活できる
  • 伝い方次第でアピール材料になる

博士課程で中退するデメリット

  • 就職の選択肢が限定される
  • 大学院卒よりも給与が下がる
  • 社会人経験がない状態で就活する

博士課程で中退した場合、就職に影響はあるのか?

博士課程を中退しても就活に悪い影響はない。むしろ博士課程修了者より就活が有利になる可能性もあ

【正社員での就職率】
修士卒:75.8%
博士卒:53.6%

【博士課程卒業後の主な進路】
研究者or大学教授
博士課程修了者でのニートは約20%もいる

【博士号取得者】
最短で学部卒業から5年かかり、入社しても27歳。
通常社会人5年目は大きな仕事を任せられたり、現場で経験を積み上げて「社内」「業界」「得意先」などの事情を熟知している

しかし、博士号取得者は『初任給が高い』『実務経験・実績がない』新卒と同じなため、企業は採用をためらう

民間企業へ就職するなら早めに社会に出た方が市場価値は高い

博士課程で中退する前にやるべきこと

  • 中退したい理由をはっきりさせる
  • 友達や家族に相談する
  • 研究室や研究テーマを変える
  • 休学する

目標のために中退することは、決して悪いことではありません。しかし、博士課程を中退することに限らず、就活では「何かを途中でやめる」ことは良い印象を持たれませんし、辞めるべき正当な理由が必要です。

なので中退する場合も「なぜ辞めるのか」「辞めたあとどうしたいのか」などをよく考えてから、次のステップに進むようにしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

妊活の悩みについて

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