妊活の悩みについて
※「安心安全に妊活をしたい!」という方は、下記をどうぞ。妊活についての悩みを解決できる情報を5つ厳選しています。
- 将来、不登校の児童を支援したいと思ってるんだけど、どういう学部に進学したらいいんだろう?
- 不登校についてどんな研究が進んでるのだろうか?
こういった疑問にお答えしていきます。
本記事の内容
- 不登校についての研究
- 不登校児が増えた理由
- 不登校支援にはどんな職業があるのか
- 不登校に関わる資格取得ができる学部
今回は不登校について学びたいと考えている高校生に向けて書きました。
不登校に関してどういう研究が大学で行われてきたか、不登校児を助けるためには、大学でどんな学部に進学したら良いかを考えていきます。
目次
不登校についての研究
「不登校」という言葉は、既に市民権を得ていますが、そもそもこの言葉が最初に使われたのはいつ頃だと思いますか?
不登校と呼ばれるまで
経済的にも問題はないのに「学校に行こうと思っても行けない」という児童について、それが「学校恐怖症」だと初めて指摘したのは、1941年のアメリカ・シカゴ大学だったそうです。
当時は学校に行けないのを、母親との分離不安が原因とし、これは心理的なものなので神経医療分野が扱うものとして、学校教育が関与する問題ではないと思われていました。
「不登校」と呼ばれている現象は、わが国においては1950年代末頃に研究が始まり、当時は主に「学校ぎらい」や「登校拒否」名称で呼ばれていたが、1990年前後ごろから急速に「不登校」名称が使われるようになっていく。この「不登校」という名称は、極めて曖昧な呼び名である。鑪は、「不登校」名称は登校しないという状態を記述するだけであり、漠然とした包括的な用語であると述べている。文部科学省は、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは 社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるため年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と操作的に定義している。
引用:近畿大学教育論叢
1970年代に、日本でも登校拒否児が増加しましたが、登校拒否児を受け入れる体制が整っておらず、本人も保護者も辛い日々を送っていました。
やがて追い詰められた保護者たちは,教育委員会や保健医療・福祉機関を訪れて公的な対策を求め,これが一種の社会運動となって民間のフリースクールを生みだしていきました。
「登校拒否」を「不登校」という呼び名に変えて、初めて公的に使ったのは法務省でした。
法務省人権擁護局が1988年に、不登校児の受け入れ施設に通園する、小学校高学年~中学生相当の不登校児を対象に調査を行いました。
これまでどのくらい不登校児がいるかどうかも曖昧だったのですが、このとき初めて大規模な調査が行われました。
この調査で、子供たちは登校を「拒否」しているわけではなく、行きたくても行けない状態にあるのだと分かり「不登校」と呼ぶことになったそうです。
詳しく知りたい場合は、こちらの本も読んでみてくださいね。
現在の不登校児の実態
不登校児は年々増え続け、令和元年の調査では小学校で53,350人・中学校で127,922人となっています。
引用:文部科学省
ですが半世紀が経ち、不登校児を取り巻く状況は大きく変化しました。
昔は家庭にいるか、学校へ行くかという二者択一でしたが、現在は、適応指導教室・民間のフリースクール・保健室登校という3つの選択肢を得たことが最も大きな変化といえます。
この3つを順に説明します。
適応指導教室とは?
フリースクールはよく聞きますが、適応指導教室とは何でしょうか?
適応指導教室(てきおうしどうきょうしつ)、または教育支援センターは、市町村の教育委員会が、長期欠席をしている不登校の小中学生を対象に、学籍のある学校とは別に、市町村の公的な施設のどこかに部屋を用意し、そこで学習の援助をしながら本籍校に復帰できることを目標に運営している教室である。
ここに参加していることは学校への出席として扱われる場合が多い。担当者は、市立の小中学校の教員か、もしくは退職した元教員をあて、定期的に精神科医、もしくは臨床心理士がカウンセリングを行う。但し、ここではうまくいかず、民間のフリースクールやフリースペースに移っていく例も多い。
引用:ウィキペディア
フリースクールとは?
フリースクールとは、何らかの理由から学校に行くことができない子供たちが、小学校などの代わりに過ごす場所です。
不登校やひきこもりをはじめ、軽度の障害などの事情を抱える子供たちを受け入れ、学びの場を提供しています。
NPO法人やボランティア団体、個人が運営する民間の教育機関になるので、それぞれの方針や教育理念の違いがあり、費用もバラバラです。
なお子供たちの自主性を重視しており、入学制限はありません。
フリースクール登校、最初は週1回から始めてオンライン授業を経て、週3回、今は週5回が目標になった。フリースクール入る前は、どこかに毎日通うなんて全然想像できなかった。今でも家ではゲーム・ネットばかりで昼夜逆転の時もあるだけど、できることが増えたのは嬉しい…!#不登校
— klimts (@klimut_s) May 22, 2021
サポート校
フリースクールと似たもので、サポート校というものもあります。サポート校とは民間の教育機関ですが、運営母体は予備校や学習塾になっています。
中学卒業見込み者、通信制高校在籍者などの入学制限があります。
こちらの本は、フリースクールを探す時の参考になると思います。
保健室登校とは?
保健室登校とは「常に保健室にいるか、特定の授業には出席できても、学校にいる間はほぼ保健室にいる状態」をいいます。
長期で休んでしまった後で、学校へ復帰するためのワンクッションとして、保健室登校を選ぶ子供もいます。
不登校児が増えた理由
なぜこんなにも不登校児が増えてしまったのでしょうか?色々あるとは思いますが、主に考えられる理由はこちらです。
不登校児が増えた理由
- 自然で遊ぶことが減った
- 世の中が便利になり、子供の役割が少なくなった
- 大人の管理下に置かれるようになった
- 学校の管理が厳しくなる一方になった
- 学校がいじめが生まれやすい構造である
- ひといちばい敏感な気質(HSC)
- 起立性調節障害
- ネットやゲーム
- 不登校へのハードルが低くなった
順に説明していきます。
自然で遊ぶことが減った
昔は大勢の兄弟や友達と、自然の中で夕方まで遊んでいました。遊びの中でコミニュケーションや上下関係の方法を学んだり、どこまですると危険かなどを自然と身につけることができました。
秘密基地を作ったり、いたずらして大人から怒られたりして、自分の感情と社会との折り合いをつけることも覚えることが出来ていました。
現在は遊ぶ時間にも習い事があったり、公園で遊ぶのも規制があったりして、子供たちがのびのび過ごす場所が失われています。
世の中が便利になり、子供の役割が少なくなった
昔は家電なども便利ではなかったですし、兄弟も多かったので、子供であっても親から手伝いを任されていました。
下の子の面倒を見る、家事の手伝いをするなど誰かの役に立っているという存在意義を、無意識でも感じることができたのです。
現在は子供の役割が少なくなっており、テストの点数や運動の出来具合でしか評価してもらえません。
○○ができないという劣等感が、自己肯定感を低くしてしまい、不登校につながっていくように思えます。
なんのために生まれて
なにをして生きるのか
アンパンマンの歌詞にクソ共感— ✖. (@GeR48yo) May 23, 2021
大人の管理下に置かれるようになった
長く社会の価値観が「良い大学を出て、大企業に就職して、定年まで勤める」というものになってしまったため、子供たちは小さい頃からそれを目標にさせられてきました。
周りの大人が引いたレールの上に乗っているので、本人は何がしたいか分からなくなり、自分で決められないので楽しく生きられないという悪循環をうんでいます。
子供の頃、読書感想文を書く事が嫌いだった。
先生に好かれる文章か、クラスメイトにバカにされない文章を書かなければならなかったからだ。
自分の思いを書いた事が一度もなかったな。楽しくなかった。#思い出 #学校行きたくない #学校に行きたくない #学校— 大陸 タイガ (@tmviZDz4zDacYbO) May 8, 2021
学校の管理が厳しくなる一方になった
昔も校則が厳しい時代はあったものの、最近は、髪型や下着から時間厳守まで、ありとあらゆることが細かく決められています。
子供に対するハードルは年々上がっているそうで、学校でも家でも子供たちは大人の管理下に置かれて、がんじがらめになっているのです。
学校がいじめが生まれやすい構造である
最近の学校では「クラスカースト」と呼ばれる、クラスメート同士でなんとなく力の差を付ける現象が起きています。
クラスの中で「上位グループ」「中位グループ」「下位グループ」が形成され、その中で自分の役割を生きていき、下位グループはなぜかバカにされる雰囲気が生まれます。
以前は「ひとりを大勢がいじめる」という構図でしたが、最近は誰もがいじめの対象になりうる構造があり、学校は気が休まらない場所になっています。
#学校行きたくない #理由が分かんない
月曜日!今日からまた授業、部活!そして塾!塾はまだいいけど、今日だけでも学校休みたい。
クラスメイトがめっちゃ怖ええ!— ムググ#イラスト組# (@gNwV3hPZq1C7ztc) May 23, 2021
ひといちばい敏感な気質(HSC)
教室を動き回り、じっと我慢が出来ないなどの「発達障害」の子供が、不登校になりやすいのはよく知られています。
一方、ひといちばい敏感であるHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)についてはご存知でしょうか?
アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した言葉で「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が豊かといった特徴を生得的に持っている人」のことをいいます。
HSPが子供の頃をHSCと呼びます。こちらは障害ではなく気質であり、5人に1人はHSPともいわれています。
教室の騒音や喧騒に心を痛めやすいために、耐えられなくなり不登校になってしまうケースがあります。
起立性調節障害
低血圧で朝が弱いという話はよく聞きますが、こちらは思春期にたちくらみや失神、朝起きられない、倦怠感などの症状が出てくる自律神経機能不全の一つです。
・過去には思春期の一時的な生理的変化であり身体的、社会的に予後は良いとされていましたが、近年の研究によって重症ODでは自律神経による循環調節(とくに上半身、脳への血流低下)が障害され日常生活が著しく損なわれ、長期に及ぶ不登校状態やひきこもりを起こし、学校生活やその後の社会復帰に大きな支障となることが明らかになりました。
引用:日本小児心身医学会
梅雨に入って息子学校休みがち。
気圧関係してるのか、頭がドーンと重くて、立ちくらみがいつもより酷いらしい。涼しかったのが急に暑くなったと思ったら梅雨入りだし、体が追いつかないよね。
今日も雨。起きてくるかな?
気圧もそうだけど雨だと登校する気力も削がれる#起立性調節障害#不登校— yuyu (@yuyu__panda) May 18, 2021
こちらの本は起立性調節障害について詳しいので、参考にしてみてください。
ネットやゲーム
2018年に世界保健機構(WHO)で「ゲーム障害」が疾病として認定されました。ゲーム障害とはゲームへの過度な依存で、死亡者も出ています。
スマホが普及したのもあり、小中学生でもネットゲームをするようになりました。ゲームが不登校にすぐ直結するわけではありませんか、昼夜逆転する可能性も高く、朝起きられない原因にもなりかねません。
また不登校になった児童が、ネットやゲームにハマってしまうのもよくあることです。
不登校へのハードルが低くなった
不登校が増えたのは、彼らが学校へ行きたくないという声を出しやすくなったのもあるかもしれません。
平成17年に施行した教育機会確保法で、学校に行くことができない生徒の休養の必要性が認められ、学校以外の場での学習機会を保障することが各教育委員会に義務付けられました。
それで無理してでも登校させようとする保護者や先生が減ったのだと考えられます。
不登校は不幸なのか?
とはいえ、子供が学校に行かないと言い出すと、保護者は焦りますし、本人も自分は周りと比べておかしいのではと悩んでしまいます。
しかし学校という空間が、成績が悪ければ切り捨てられる、本当の能力に気づいてもらえず、子供たちの自信が潰されるものになってしまっています。
能力が高かったら何してもいいんだって。タバコ吸っても庇うとか何。タバコ吸わないで頑張ってる奴はどうでもいいと。#死にたい #消えたい #学校行きたくない
— 天邪鬼 (@amanozyaku_1005) May 25, 2021
そんな学校の在り方を変えるべきだと訴えているのが、不登校児という行為なのではないでしょうか?
また不登校に限らず、一度つまずいたら立ち上がりにくい社会を変えるべきだと、切に願います。
不安は不安を募ります。
無理に笑わなくていい、泣ける時は泣いていい。
悩んだ時は一人で抱え込まず、一緒に悩みましょう。
嬉しい事は分かち合い、楽しい事は独り占め!
大丈夫...大丈夫..大丈夫。#不登校 #行き渋り #起立性調節障害 #発達障害 #心 #思春期 #反抗期 #子育て #不安 #悩み #親 pic.twitter.com/NRLs5XLrqq
— ‘ohana119 (@ohana_kokoro119) May 18, 2021
不登校なのはあなただけではありません。気持ちをブログで綴ってみましょう。将来必ず役に立ちます。
不登校支援にはどんな職業があるのか
不登校支援の職業
不登校児の心の把握や共感などは、不登校経験者の方が得意でしょう。保護者に対する指導や説得する際にも「自分はこうやって治った」という経験者の話は説得力があります。
では不登校支援に関わる職業について考えていきましょう。
不登校支援の職業
- 医師やカウンセラー
- フリースクールの職員
- 学校の先生
- 保健室の先生
- スクールカウンセラー
- スクールソーシャルワーカー
- 自治体の福祉職
では順に説明していきます。
医師やカウンセラー
心療内科などで働く医師やカウンセラーは「専門性を生かした心の治療」が仕事です。心の問題に向き合い、時には投薬治療をして、根本的な解決を目指します。
ただ通院に来た生徒にしか対応できませんし、治療行為が途中であっても、本人が通院しなくなれば終わりとなってしまいます。
フリースクールの職員
フリースクールの職員は「悩みに寄り添いながら、学校以外の場を提供する」といった仕事となります。
保護者や本人にも積極的に関わりますが、そもそも、スクールに来ようとする意欲がある家庭にしか関わることができません。
学校の先生
学校の先生は、病院やフリースクールに通えない生徒にも関わることになります。「悩みに寄り添いながら、学校へ通えるように導く」のも仕事です。
他の生徒の対応もあるので、不登校の本人ばかりに時間を割けませんが、義務教育中は、本人や親から疎まれても積極的に関わらなければなりません。
保健室の先生
保健室の先生は、学校の保健室で生徒の健康面の問題に対処したり、衛生管理を担っている人です。
授業には出られないけど保健室には行けた人もいるでしょう。「身体のケアだけでなく、学校に居場所を提供する」のも保健室の先生の仕事です。
スクールカウンセラー
スクールカウンセラーは専門性を生かして心の治療をし「学校と本人の架け橋となること」のが仕事です。
不登校児や保護者だけでなく、担任の相談にも対応して、一緒に問題解決を目指す立場になります。
生徒や保護者、先生への面談(カウンセリング) では、スクールカウンセラーが、相手の話に耳を傾けてくれるので、相手はストレスを解消できたり、自覚のなかった悩みの原因を自覚できたりします。
なお、カウンセリングの形態は学校によってさまざまで、生徒や先生の自主性に任せることもあれば、定期的な面談が義務化しているところもあります。
スクールソーシャルワーカー
スクールソーシャルワーカーは「児童生徒の抱える問題に環境面からサポート」を行います。
例えばいじめ問題だと、生徒の心理にアプローチするのではなく、いじめが起こる背景(いじめる側の保護者がリストラされたなど)を考えていきます。
そこでどうしても仕事が見つからなければ、その保護者に就学援助などの福祉情報を与えて解決に導きます。
もちろんその結果を学校側にも伝え、保護者との橋渡しをする役目となります。
自治体の福祉職
不登校になる子供は、家庭での問題を抱えている場合が多いので、児童相談所や自治体の子ども家庭支援センターなどでも関係があります。
その場合は、本人よりも保護者との関わりの方が多いかもしれませんが「気持ちに寄り添い、健やかな成長の手助けをする」のが仕事です。
不登校児に関わるその他
その他、不登校児に関わる場面は以下のような場合があります。子供たちの悩みを聞くという点では塾の講師もそうですよね。
また進路情報を作成する際も、不登校児についての特集を組んだりするので、不登校経験は参考になると思います。
不登校児を訪問する学生のボランティアもありますよ。 年が近いのを生かして遊んだり、気持ちを聞いて、そのときの様子を学校に報告します。
子どもにとってプラスに働くだけでなく、先生が本人の様子を知る機会にもなるので重要な役目です。
実際に学生で不登校児にボランティアをされている方からの声です。
現在院生です。まだ学生のため正確に言うと職業ではなく、ボランティアと言う形なのですが…
1、スチューデントサポーター(不登校児童・生徒支援活動)
2、学校のカウンセリングルームや保健室などにサポートとして入る。もしくは、生徒さんの自宅に訪問したりして、話し相手になったり勉強をみたりしています。同じ学生ということで距離感が近い+ボランティアなのである程度自由に子供と関われるのがいいところです。
3、自分自身不登校の経験があったことをきっかけに臨床心理士を目指しているので、現場の空気を知りたくてやっています。
4、大学は心理学科を卒業、現在は院の臨床心理学科に在籍しています。ちなみに心理学科は文系ですが、私も高校は理系でした。もし心理学系の進路に興味がありましたら、大学によってはこういった不登校の子への支援活動をやっている所がありますし、地域のほうで募集している場合もあります。これだと学生のうちから不登校の子への支援活動に関わるという貴重な経験ができます。
ずいぶんしっかり将来を考えているようで…ご自分で「これだ!」と思える道が見つかるといいですね(^^)
引用:Yahoo!知恵袋
不登校児を支援する、学生ボランティアを探すサイトもありますので、調べてみても良いですね。
不登校の経験をブログに書いてみませんか?あなたのブログが誰かを救うかもしれませんよ。
不登校に関わる資格取得ができる学部
支援のために必要な資格
その職業に就くためには、それぞれ資格が必要になります。どんな資格とそれが取れる学部についてみていきましょう。
なりたい職業 | 資格 | 学部 |
医師 | 医師免許 | 医学部 |
カウンセラー | 臨床心理士・公認心理師 | 心理学部・心理福祉学部など |
フリースクールの職員 | 無資格でもOK教員免許・心理療法士 | 教育学部・心理学部など |
学校の先生 | 教員免許 | 教育学部など |
保健室の先生 | 養護教員免許 | 教育学部・看護学部 |
スクールカウンセラー | 精神科医・臨床心理士 | 医学部・心理学部など |
スクールソーシャルワーカー | 社会福祉士・精神保健福祉士・臨床心理士 | 福祉系大学から専門学校 |
自治体の福祉職 | 地方公務員(地方上級福祉職) | 福祉系大学 |
医師
不登校児と関わる可能性が高いのは、精神科医か小児科医だと思われます。
医師になるには、大学の医学部医学科もしくは医科大学で医学を6年間学び、国家試験に合格し医師免許を取得します。
さらに国家試験合格後、精神科医も小児科医も研修医として2年間勤務します。
不登校は心の病気とも関係が深いので、精神科医は生徒と対話をする必要性があります。
カウンセラー
臨床心理士とは、臨床心理学の知識や技術を用いて心理的な問題を扱う専門家です。内閣府が認可する「公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会」が資格認定しています。
資格試験を受けるためには、あらかじめ臨床心理士養成に関する指定大学院、または専門職大学院の修了を基本モデルとする「受験資格」の取得が必要です。
公認心理師とは2017年に始まった、心理系で初の国家資格です。公認心理師の資格を取得するためには原則、大学において、指定されたカリキュラムを履修しなければなりません。
つまりどちらも、大学の心理系学部・学科卒業が前提条件となります。 その後大学院へ進学して、必要な科目を修了する必要があり、専門分野を勉強してカウンセラーになります。
カウンセラーは病院に勤務するだけでなく、学校にて非常勤の勤務をすることもあります。
養護教諭から教室に入るのをいやがる生徒がいると連絡があった場合などは、保健室に行って話を聞きます。授業第一で、基本的に授業中は相談室に行かないように指導されているので、生徒たちが相談室に来るのは放課後です。ケンカやトラブルがあった場合や、不登校の生徒が保護者に連れられて来る場合など、突然来ることも少なくありません。
引用:スタディサプリ進路
フリースクールの職員
無資格でも大丈夫な場合もありますが、できれば教育や心理、福祉系の大学で学んでおくと良いでしょう。
フリースクールで働きたいと思っても、働き場がまだまだ少なく、現在働いている人もボランティア的な位置づけになっているそうです。
学校の先生
公立学校の教師になる場合、教職課程のある大学や通信教育から各種普通免許状を取得し、各都道府県や自治体の採用試験に合格することが一般的です。
私立学校の教師になる場合は免許状を取得した後、各学校法人が実施する採用試験に合格し、採用されることが必要です。
保健室の先生
保健室の先生は正式には養護教諭と呼びます。養護教諭として働くためには、養護教諭の免許状を取得する必要があります。
一般的には、大学・短大・専門学校の養護教諭養成課程のある教育・保健・看護系学科などを卒業することで取得できます。それから教員採用試験に合格すれば養護教諭として働くことができます。
スクールカウンセラー
スクールカウンセラーとして働くには「精神科医」または「大学教員」の職に就くか、「臨床心理士」や「公認心理師」の資格を取得している必要があります。
このような資格がなければ働けないわけではないですが、実際の採用現場では有資格者が優遇されています。
スクールソーシャルワーカー
スクールソーシャルワーカーになるには、「社会福祉士」、「精神保健福祉士」、「臨床心理士」の資格が必要です。
社会福祉士や精神保健福祉士は、資格を取得したあと、日本ソーシャルワーク教育学校連盟が認定するスクールソーシャルワーク教育課程の教育課程を修了します。
臨床心理士でも資格所得後に、指定された保健福祉系の大学院へ進学・卒業する必要があります。
自治体の福祉職
自治体の福祉職に就くには、公務員試験を受ける必要があります。国家公務員は狭き門のため、地方上級公務員を受けるのが一般的です。
福祉職の専門試験においては、社会福祉分野や社会学、心理学が課されます。
地方上級「福祉職(社会福祉区分)」は、都道府県や政令市等の自治体に所属し、社会福祉施設や児童相談所などで指導員や相談員として、指導、相談、調査などの仕事に従事します。または、健康福祉局、子ども局(自治体により名称は異なります)や区役所などで障がい者、高齢者、児童等、社会福祉に関する専門業務に従事します。
引用:公務員試験総合ガイド
最後に素敵なツイートを見つけましたので、シェアしますね。
登校拒否の経験をもつ素敵な大人をたくさん知ってます。今がずっと続くわけじゃないから、学校が嫌なら行かなくても本当に大丈夫なんだよ。本当に。#新学期#学校に行きたくない#ひまわり pic.twitter.com/cQa08ampL0
— tantanto (@imaoikiru0605) August 26, 2018
不登校だからといって稼げないわけではありません。こちらの本も参考になりますね!
不登校なのを見下した周りを見返してやりたい!と思ったら、ブログを書いてみませんか?お小遣いにもなりますよ。
まとめ
まとめ
・学校に行けない子供たちの存在に気がついたのは1950年頃で、日本では1970年代から社会問題になっている
・現在の不登校児は、適応指導教室、民間のフリースクール、保健室登校という選択肢がある
・不登校児が増えた理由はいろいろあるが、教育機会確保法で不登校を認めるようになりつつある
・不登校児に関わる職業やボランティアは色々ある
・不登校児に関わる職業に就くためには、大学で学ぶ必要がある
これまで不登校に関する研究についてや、不登校児を支援する職業につくための情報を調べてきました。
なかなか不登校児だけに対応できる職業は少ないですが、あなたの不登校体験は誰かの役にはきっと立つはずです。
家庭でも学校でも、子供たちが個性豊かに生き生きと過ごせる場所が増えますようにと願っています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
妊活の悩みについて
※「安心安全に妊活をしたい!」という方は、下記をどうぞ。妊活についての悩みを解決できる情報を5つ厳選しています。